2010年度理事長所信

結束

~個々の力を地域のちからへ~

社団法人 田川青年会議所
第48代理事長 澤村 清太郎

はじめに

1998年、私の入会した当時の先輩方も「明るい豊かな社会」を築く為、JC活動に邁進されていました。社会性がまだまだ乏しかった私にとってJCは多くの事を学ぶ場となり、自己修練の毎日だった気が致します。
入会から12年が経ちますが、先輩方から引き継いだ信念は今も何ら変わる事はありません。しかし、JCは進化する団体でもあります。その時代に何が必要とされるかを的確に判断し、地域に革新をおこす存在でなければなりません。「地域から必要とされる団体でなければならない」という事をよく耳に致しますが、現在のJCが地域の方々にどれだけ必要とされているか考えた時、決して私たちが目指している団体にはなれていないと思います。

単に知識、理屈を並べたような事業では地域に必要とされません。しかし、地域に必ず必要だと判断した事であれば、篤い想いと揺るぎない信念を持ち、行動に移さなければなりません。地域の方々と意識を共有し、確かな見識から生まれる説得力を以って地域に革新を起こす。その一歩こそがJC活動の基本だと考えます。私たちが理想を語りましょう。田川地域の方々とまちの将来像を語りましょう。一人ひとりの力は小さいかもしれませんが、何もしなければ変化は起こりません。個々の力を結集し大きなちからに変えていきましょう。

すべてはあなたから

世界的に混沌の時代にある現在、私たちは、なぜJC活動に取組んでいるのでしょうか。まぎれもなく、愛する故郷、未来の子供たち、世界の平和のためです。しかし、誰もが自分自身、家族、会社の将来に不安を感じながら毎日を過ごしている事でしょう。このような時代だからこそ、将来を担う、私たち責任世代が声を大にして積極的に行動していかなければなりません。

青年経済人の一人として、また、まちづくり、ひとづくりを唱える団体として、まずは自分自身を見つめ直し、(社)田川青年会議所は更なる結束が必要です。この厳しい時代にJCに送り出して頂いている会社、そして支えてくれる家族に対する感謝の気持ちを忘れてはなりません。将来、私たちが強いリーダーシップを発揮し、地域の指導者、青年経済人として元気を発信していく事を私たちは望まれていると確信しています。

「地域のちから」

(社) 田川青年会議所は田川市郡、1市6町1村を活動エリアとして日々活動を続けています。しかし、私たちが、いくら揺るぎない信念を持ち活動を続けたとしても地域の方々と意識の共有ができなければ何の意味も持ちません。JC運動とは市民意識変革運動です。私たちが行う事業が、そこに住む地域の方々にとっては的外れな事と認識されているかもしれません。
一方的に事業を企画し広報活動を行い事業に参加して頂くという事が、市民意識変革ではありません。確かに、参加して頂いた方々には何等かの気付きが有るかもしれません。しかし、地域の方々の継続的な意識変革、行動変化に繋がる事はありません。しっかりと地域の方々の声を聴く事、そして、そこで活動する同世代の様々な団体の方々とも情報交換や交流を行い、その地域に必要とされる事業を模索し、共に若者らしく行動していきます。

最近、マスメディアで「無関心層」などと言う言葉をよく耳にします。2007年に私たち(社)田川青年会議所は田川市長選挙においてローカルマニフェスト型公開討論会を実施致しました。昨年の中間検証会の際に市民の方に対してアンケートを行いましたが、マニフェストの存在すら知らない方が約半数もいるという現実を突き付けられました。
これは、私たちの有権者に対する周知に問題があったのではないかと真摯に受け止め反省しなければなりません。しかし、市民、行政が一体となって取組めたのか、制度的に問題はないのかなど別の角度からも見つめ直していかなければならないと考えます。

決して無関心ではない、何を、どこから、どのように参加すべきなのか、リアリティーのある直接的な課題から、私たちは地域の方々へ投げかけ、共に考え地域と結束して行動して参ります。

「元気発信」

私たちは、40歳までという限られた時間の中で活動し、「明るい豊かな社会」を築く為、日々JC活動に邁進しています。しかし、会社に戻れば重要な役割を任されているメンバーばかりです。地域の方々へまちづくりを唱えて活動していく上で、まずは自分自身を磨き、私たちがJC活動の中で培う指導力を各々の会社、地域へ還元しなければなりません。

自分の会社、家族を守れなくしてJC活動を続けていく事など出来ません。本年も「指導力開発」「経営力開発」等の研修事業を行い、リーダー育成に取組んで参ります。また情報発信を行い、地域の方々も参加のしやすい環境作りに取組んで参ります。
この経済に対する閉塞感に対し下を向くのではなく、まずはJCメンバーの企業から元気を発信していき、地域の方々と結束して明るい田川を築いて参ります。

また、会員減少は私たち青年会議所の抱える大きな問題点でもあります。一つの要因として、現在の経済状況が会員減少という事態を招いていると考えられるかもしれません。しかし、もっと重大な事は、私たち青年会議所の魅力が伝わりきれていない様な気がします。まちづくりを行う為には、地域の方々を巻き込んでいくことが必要となりますが、JC内部においても同じ志を持った仲間を増やすという意識を浸透させなければなりません。

まずは、メンバー自身が会員拡大を重要課題と捉え(社)田川青年会議所が結束して取り組まなければなりません。その上で、日々の活動を通じて指導力を高めていく私たちの元気な姿、結束力を発信して、一人でも多くの仲間を増やせるよう会員拡大に努めて参ります。

「制度改革の波」

「公益法人法改正」に伴い、私たち青年会議所は平成25年までに「公益社団法人」か「一般社団法人」を選択し移行しなければなりません。
現在、「公益社団法人」を取得する方向で準備をすすめていますが、そもそもJAYCEEは「明るい豊かな社会」を築く為に信念を持って活動しています。その想いがある以上、私たち青年会議所の活動そのものが「公益社団法人」に値すると確信しています。

取得に向け、色々な条件をクリアしなければなりませんが、決して制度改革の波に恐れる事はありません。

取得に向け計画性を持って色々な視点から検証し準備を進めて参ります。私たちは誰のために、そして何のために活動をしているのか今一度見つめ直し、地域の方々と意識の共有に努め結束して事業を展開して参ります。

終わりに

47年間、故郷田川の為、活動を継続されてこられた諸先輩方の信念をしっかりと引継ぎ、本年度もJC活動に邁進して参ります。
また、私たち(社)田川青年会議所は、2年後に創立50周年という節目の年を迎えます。この節目の年を迎えるにあたり今年一年は重要な一年になると確信します。

約半世紀前の故郷田川の状態から、このまちは確実に変化しています。私たち(社)田川青年会議所も信念はしっかりと引継ぎながら、このまちに今、何が必要なのかを考え、進化していかなければなりません。創立50周年をメンバー一人ひとりがどの様な想いで迎えるのか、私たちは立ち止まる事なく未来のこのまちを創造し「明るい豊かな社会」を実現しなければなりません。その為にも、更なる結束が必要不可欠です。

このような時代だからこそ、このまちに明りを灯そうとしている者同士、共に自分を高めあい、共にこの地で元気に社会生活を営んでいこうではありませんか。

「JCの仲間は皆信じあう。足並みを揃えていこうじゃないか」まずは、同志である仲間を信じる事からはじめようではありませんか。どんな些細な事でも、私たち青年に出来ることを行動に移していこうではありませんか。私たちが行動すれば少しずつでも、このまちは輝くと信じ、共に行動して参りましょう。本年度(社)田川青年会議所は、一人ひとりの力を一つに結集し、地域の方々と意識を共有し、「結束」をスローガンに掲げ活動して参ります。

基本方針

  • 創立50周年にむけ更なる結束
  • 地域力発信
  • 会員拡大
  • 公益法人格取得の準備